日本には才能があっても陽の目を見ない漫画家が大変多く存在しています。商業出版として雑誌で掲載される漫画家はほんの一握りです。
毎年多くの専門学校卒業生やアマチュアの漫画家がプロを目指すも、デビューできる確率は一説には0.1%などと言われるほど、熾烈な競争が待ち受ける業界であることは間違いありません。
更には出版業界の不況、発行部数の低下、など、紙離れ本離れは漫画業界にも大きな影響を及ぼしており、業界最大手の少年誌でさえ、最盛期の3分の1にまで部数が落ち込んでいる状況です。
原稿料の単価を抑えられたり、急な打ち切りなどは日常茶飯事ですし、才能ある漫画家をサポートするシステムなどは皆無に等しく今後はさらに厳しさが加速していくことが予想されます。
北斎プロジェクトは、コミックやアニメなど「クールジャパン」として世界に誇る日本の文化・人財が失われてはならない、という危機感から発足されたプロジェクトです。多くの方々の理解とご協力を賜りたく存じます。